双極性感情障害と私の回復ノート

あたらしい朝に向かって、一歩ずつ進む坂道のように。

「比べない自分」を取り戻す練習

こんにちは、「さかみちライフ」です。
頭の中の“ぐるぐる”を整理するために、このブログで日々のことを書いています。
双極性感情障害の当事者として、就労B型に通いながら、社会復帰を目指す日々を送っています。

気づくと、私は誰かと比べています。
駅のホームで、同じ時間に歩く人たちの足取り。
SNSのタイムラインに流れてくる、順調そうな日常。
比べようとしているつもりはないのに、視線が勝手に測り始めてしまう感じです。

今朝は、鏡の前で少し立ち止まりました。
顔色を確かめて、肩の力を抜いてみる。
昨日より眠れたかどうか、体の奥に問いかける。
「今日は、ここまででいいかな」と、声に出さずに決めます。

就労B型に向かう道すがら、胸の中で小さなざわつきがありました。
同じ場所に通っている人でも、通える日数も時間も、それぞれ違う。
頭ではわかっているのに、心はすぐに他人の歩幅を見てしまいます。
そのたびに、足元が少し不安定になります。

比べない、というのは、意志の問題だけじゃない気がします。
調子がいい日は、視界が広くて、余裕がある。
波が下がっている日は、世界が近くて、他人の動きが大きく見える。
気分の波が、比較の距離感まで変えてしまうんだな、と最近思います。

作業の合間に、手を止めて深呼吸をしました。
椅子の感触、机の冷たさ、紙の重さ。
今ここにあるものに意識を戻すと、比べるための材料が少し減ります。
「私は今、これをしている」
その事実だけを、そっと置いておく感じです。

帰り道、スーパーで買い物をするときも、同じ練習をします。
レジに並ぶ速さを気にしそうになったら、かごの中身を見る。
今日必要なもの、今日食べたいもの。
生活の単位を、他人から自分に戻す小さな動作です🥬

夜になると、どうしても一日の答え合わせをしたくなります。
できたこと、できなかったこと。
そのとき、「誰かよりどうか」ではなく、
「朝の自分よりどうか」を基準にしてみます。
ほんの少しでも、体が楽だったら、それでいい。

眠りに入る前、天井を見上げながら、
比べない自分は、どこかに行ってしまったわけじゃない、と考えます。
ただ、波に隠れて見えにくくなっているだけ。
練習は、取り戻すというより、見つけ直す作業なのかもしれません。

制度や支援の中に身を置くと、評価や基準に触れる場面もあります。
それでも、生活の中心に置きたいのは、今日の体調と、今日の気分。
それを無視しないことが、長く続けるための工夫だと、今は感じています。

比べない自分を取り戻す練習は、派手じゃありません。
深呼吸をする。
歩く速度を落とす。
今日はここまで、と決める。
その積み重ねが、私の一日を支えています🌱

今ここで生きている、この感覚を基準に。
誰かの線ではなく、自分の線で。
そうやって今日も、静かに練習を続けています。