双極性感情障害と私の回復ノート

あたらしい朝に向かって、一歩ずつ進む坂道のように。

福祉と労働のあいだで揺れる気持ち

こんにちは、「さかみちライフ」です。
頭の中の“ぐるぐる”を整理するために、このブログで日々のことを書いています。
双極性感情障害の当事者として、就労B型に通いながら、社会復帰を目指す日々を送っています。

「今は福祉の段階ですね」「次は労働を目指しましょう」
そんな言葉を聞くたびに、私は胸の奥で小さく揺れます。どちらも間違っていないし、道筋としては分かりやすい。でも、自分の一日一日の感覚は、そんなにきれいに区切れないな、と感じるのです。

就労B型に通う朝、玄関で靴を履きながら、今日は“働く日”なのか、“守られる日”なのか、分からなくなることがあります。作業をして、報告をして、時間を守る。それは確かに労働に近い感覚です。でも、途中で体調を崩せば、休んでいいと言われる。その安心は、福祉の温度を帯びています。

このあいだの宙ぶらりんの感じが、私は少し苦手で、でも同時に救われてもいます。完全な労働者でもなく、完全な利用者でもない。どちらにも片足ずつ置いて、バランスを取っているような状態です🫧

世の中では、「働けるか」「働けないか」という二択で語られることが多い気がします。でも実際には、その間に広いグラデーションがあって、私は今、その真ん中あたりを行ったり来たりしています。調子のいい日は、もっとやれそうな気がして、少し前に出たくなる。調子が落ちると、福祉という言葉にしがみつきたくなる。

以前の私は、「労働=価値」「福祉=一時的なもの」と、どこかで思っていました。だから、福祉に長くいる自分に、後ろめたさを感じることもありました。ちゃんと社会に出ていない、遅れている、そんな言葉が、頭の中で小さく鳴る日もあります。

でも今は、その考えも少しずつほどけています。福祉の中で過ごす時間は、止まっているわけじゃなくて、調整している時間なのだと感じるからです。睡眠を整える、体の声を聞く、人と関わる練習をする。そのどれもが、私にとっては“生きるための作業”です🍃

労働の側に完全に立てない自分を、責めないようにするのは、簡単ではありません。周りのペースと比べてしまう日もあります。それでも、今日できたことをひとつひとつ確かめながら、「今はここにいる」と言えるようになりました。

福祉と労働は、対立するものではなく、連続しているものなのかもしれません。行き来しながら、自分の速度を探す。その途中で立ち止まることも、遠回りすることも、私には必要でした。

今の私は、そのあいだで揺れています。どちらかに早く決めなくてもいい、と自分に言い聞かせながら。今日の体調、今日の気分、今日の空気。その全部を材料にして、明日を考える。それだけで、今は十分だと思っています。

揺れながらでも、ここに立っている。その感覚を、大事に抱えています。