こんにちは、「さかみちライフ」です。
頭の中の“ぐるぐる”を整理するために、このブログで日々のことを書いています。
双極性感情障害の当事者として、就労B型に通いながら、社会復帰を目指す日々を送っています。
双極性障害と向き合っていると、「睡眠がすべてを左右している」と痛いほど実感する瞬間があります。
ほんの少し寝不足になるだけで気分が沈み、逆に眠りすぎると頭がぼんやりして動けなくなる。
睡眠の質が悪いと、翌日の体調だけでなく、感情の起伏、集中力、判断力、そして生活そのものに影響が出ます。
病気を抱えていると、ただ“眠る”という行為が実はとても繊細なバランスの上に成り立っているのだと気づきます。
健康な時には気にも留めなかった眠りが、今では大切な生活の土台です。
かつての私は、睡眠を軽く見ていました。
眠れない日は明け方までスマホを触り、眠れる日は昼まで寝てしまう。
その気ままな生活が体調の波をより大きくしていることに、当時は気づけなかったのです。
ある日、主治医からこう言われました。
「あなたの場合、睡眠が安定すれば生活の半分は整います」
その言葉は最初ピンとこなかったけれど、実際に意識を変えてみると、状況が少しずつ変化していきました。
睡眠を整えるためには、特別なことをする必要はありませんでした。
むしろ、小さな習慣の積み重ねが大きな効果を生むのだと気づきました。
まず、毎日同じ時間に起きること。
これは簡単そうに見えて、気分の波があるときにはとても難しい作業です。
でも「起きる時間だけは守る」というルールをゆるく続けていくと、体が少しずつ一定のリズムを取り戻していきました。
次に大切だったのは、寝る直前の過ごし方です。
スマホを見ない、頭を刺激することを避ける、部屋を暗くして静かに過ごす。
それだけで眠りに入りやすくなりました。
眠ろうとすると焦ってしまう日には、深呼吸をしながら「眠れなくても横になっていればいい」と自分に言い聞かせます。
就労B型の通所が始まった頃、最も苦労したのは睡眠リズムでした。
前の日に眠れないと、朝起きるだけで精一杯になる。
逆に寝すぎてしまうと、通所中に集中力が続かない。
そのたびに、「やっぱり睡眠はすべての土台だ」と感じました。
睡眠が乱れると、気分の波は一気に大きくなります。
ほんの小さなストレスが大きな負担になり、普段なら気にしないことで落ち込む。
その状態で無理をして働けば、また体調が崩れる。
まるでドミノ倒しのように、全部が連動してしまうのです。
逆に、数日だけでも睡眠が整うと、生活は驚くほど安定します。
朝起きられると、それだけで「今日も通所できる」という安心感が生まれる。
気分の落ち込みもゆるやかになり、作業中の集中力も戻ってくる。
小さな成功体験が積み重なり、生活が穏やかに回り始めます。
もちろん、睡眠がうまくいかない日もあります。
布団に入ったのに眠れない、夜中に何度も目が覚める、朝がつらくて起きられない。
そういう日があったとしても、それは「失敗」ではありません。
双極性障害という病気の特性がそこにあるだけです。
大事なのは、乱れた日を責めないこと。
そして、翌日を「立て直しの日」として淡々と過ごすこと。
波は必ず戻ってきます。
だから、焦らず、ゆっくり、自分のペースで睡眠を整えていくことが大切です。
最近の私は、眠れた日は「よかった」とメモし、眠れない日は「そういう日もある」と書きます。
これだけでも気持ちが軽くなり、眠りに対して必要以上に構えなくなりました。
睡眠は、心と体をつなぐ大切なリズムです。
上手に眠れるようになると、回復のスピードが確実に変わります。
そして、「眠れた」という小さな実感が積み重なるほど、生活全体が静かに整い始めます。
今日も、眠りにつく準備を少し早めに始めます。
焦らず、比べず、自分のリズムを大切にしながら。
それが、双極性障害と生きる私にできる、最もやさしい回復の習慣なのだと思います。