こんにちは、「さかみちライフ」です。
頭の中の“ぐるぐる”を整理するために、このブログで日々のことを書いています。
双極性感情障害の当事者として、就労B型に通いながら、社会復帰を目指す日々を送っています。
「比べないほうがいいよ」
「自分は自分だから」
そう言われることは多いけれど、実際に“比べない”で生きるのは思っていた以上に難しいものです。
頭ではわかっているのに、心が勝手に比較を始めてしまう。
気づくと誰かと比べ、昨日の自分と比べ、できる時の自分と比べてしまう。
それは、双極性障害という波のある病気を抱えているからこそ、より強い痛みとして響くこともあります。
たとえば、体調が良い日の自分と、落ち込んで動けない日の自分。
同じ人間なのに、まるで別人のように感じてしまう瞬間があります。
そして、そのギャップの中で、「どうして昨日のようにできないんだろう」と自分を責めてしまう。
比べる対象はいつも、“できていた時の自分”。
そこに届かない日は、何か大事なものを失ったような気持ちになります。
就労Bに通っていても、比較の感情はふとした瞬間に生まれます。
周りの利用者さんが黙々と作業を進めているのを見て、「自分は遅いのではないか」と不安になる。
職員に確認する回数が多いと、「迷惑をかけているのでは」と自分を下げてしまう。
そしてそのたびに、“比べなくていいんだよ”という言葉を思い出すのに、心はなかなか言うことを聞きません。
SNSを開くと、さらに比較の波は強まります。
元気に働いている人、趣味を楽しんでいる人、成果を出している人。
その投稿を見た瞬間、自分の生活が急に小さく見えることがあります。
私はいったい何をしているんだろう、と。
頭の中で、価値のものさしを知らないうちに握らされているような感覚になるのです。
でも最近、少しずつわかってきたことがあります。
“比べないことは難しい”のではなく、
“比べる材料が多すぎる世の中で生きているから難しい”のだと。
私たちは生きているだけで、否応なく比べる情報の中に放り込まれています。
だから、比べてしまうのは自然な反応なのです。
では、どうすれば少しでも楽になれるのか。
私が試しているのは、「比べる対象を選ぶ」ということです。
たとえば、
“昨日の自分”ではなく、“調子が悪い中でも頑張っている今の自分”を見る。
“周りの人”ではなく、“今日できた小さな一つ”に目を向ける。
“理想の自分”ではなく、“現実の自分”と少し丁寧に付き合う。
こうして比べる軸をやわらかくすると、心の緊張が少しずつほどけていきます。
比べないことを目指すのではなく、
“自分を傷つける比較を減らす”
という方向に変えると、急に生きやすくなる気がします。
双極性障害の波は、比較の感情を強めやすいものです。
気分が落ちている日には、周りが全員輝いて見える。
気分が上がっている日には、自分なら何でもできるように感じる。
その振れ幅の中で“比べない”を続けるのは、確かに簡単ではありません。
でも、だからこそ、自分に対してやわらかい視点を持つことが大切なのだと思います。
比べてしまった時には、
「あぁ、今日の自分は比べやすい日なんだな」
と受け止めるだけで十分です。
責める必要も、否定する必要もありません。
ただ、その気持ちをそっと置いておくだけで、心は少し軽くなります。
就労Bで過ごす日々の中で、私は何度も自分を“比べて”きました。
でも最近は、職員や周りの人の言葉に救われる場面が増えています。
「自分のペースでいいんですよ」
この言葉が、本当はどれほど力を持っているのか。
ようやく、その意味を実感できるようになりました。
比べないことは、完璧にはできません。
でも、“比べすぎて苦しくならない方法”なら、少しずつ身についていきます。
それはきっと、自分を大切にする練習のひとつなのだと思います。
今日も、比べてしまう瞬間はありました。
でも、そのたびに深呼吸をして、心の中でそっと言います。
「今の自分で大丈夫だよ」と。