双極性感情障害と私の回復ノート

あたらしい朝に向かって、一歩ずつ進む坂道のように。

“利用者本位”という誤解――前回の就労Bで感じたこと。

こんにちは、「さかみちライフ」です。
頭の中の“ぐるぐる”を整理するために、このブログで日々のことを書いています。
双極性感情障害の当事者として、就労B型に通いながら、社会復帰を目指す日々を送っています。

以前の就労Bでは、どこか「利用者はお客様」と言わんばかりの空気があった。
職員は優しかったが、その“優しさ”が時に歪んでいた。
利用者の顔色をうかがい、間違っても注意しない。
何か問題が起きても、波風を立てないようにする――まるで、部下に何も言えない上司のようだった。

当時は、それを居心地の良さだと勘違いしていた。
自由で、ゆるくて、好きなように過ごせる。
けれど時間が経つにつれ、胸の奥にぽっかりとした空白が生まれた。
「これで、私は成長しているのだろうか?」
そんな疑問が、静かに頭をよぎった。

いま思えば、あの事業所は“利用者本位”をはき違えていたのかもしれない。
「無理をさせない」ことと「挑戦を止める」ことは違う。
支援とは、ただ優しくすることではなく、時に立ち止まらせることでもある。
その線引きを見失うと、支援の意味そのものがぼやけてしまう。

今通っている事業所では、そこがまったく違う。
厳しさの中に温かさがあり、職員がしっかりと“支援者”としての立場を保っている。
利用者に寄り添いつつも、必要なときはきちんと伝えてくれる。
それが結果として、安心感につながっているのだと感じる。

支援の本質は、やさしさだけでは支えきれないところにある。
以前の経験を通して、そのことをようやく理解できた気がする。