双極性感情障害と私の回復ノート

あたらしい朝に向かって、一歩ずつ進む坂道のように。

「単純作業」とは、簡単なことではなかった。

こんにちは、「さかみちライフ」です。
頭の中の“ぐるぐる”を整理するために、このブログで日々のことを書いています。
双極性感情障害の当事者として、就労B型に通いながら、社会復帰を目指す日々を送っています。

通所を始めたころ、作業内容を聞いて「単純作業か」と思った。
どこかで、「難しくない=気楽にできること」だと考えていたのかもしれない。
だけど、しばらく経って分かった。
“単純”という言葉は、決して“簡単”ではなかった。

淡々とこなすことの難しさ。
集中力を保つこと、同じ動作を続けること。
そして、気を抜けばミスをする。
心あたりのないミスが起きることもある。
それが続くと、自信を失いそうになる。

焦ってもいけない。
完璧を求めすぎても疲れてしまう。
だからといって、手を抜けば乱れが出る。
ちょうどいい力の入れ方を見つけるまでに、
時間がかかった。

「単純作業」は、まるで自分の心を映す鏡のようだと思う。
気持ちが落ち着いている日は手が自然に動く。
焦りや不安がある日は、手が止まる。
機械のように見えて、実はとても人間的な作業なのだ。

淡々と続けること――それが一番難しい。
でも、そこに少しずつ「安定」が生まれる。
繰り返しの中で、リズムができていく。
私にとってそれは、働く練習であり、
生きるリハビリのような時間だと思う。

「単純作業」と聞くと軽く見られがちだけれど、
ここには、人の根気と優しさが詰まっている。
今日もまた、同じ動作を丁寧にくり返す。
それだけで、少し心が整っていく気がする。